「練習会」という名前に違和感を感じています． 気の合う仲間同士でボウリングに行ったり，テニスやスキーをする時に「今日はボウリングの練習会です」とは言わないでしょ？ しかし，同じような感覚であっても仲間同士でバイクトライアルで遊ぶときにはなぜか「練習会」になっています． 気にならない人は心配ありませんが，「練習会」という名前に訓練，鍛錬という厳しいイメージを思い描く人が一人でもいれば，仲間を広く集めたいスポーツとしては マイナス要因です．

どのようなスポーツであれ，突き詰めていけば，競技で勝利することを第1目標においてストイックに努力を積み重ねていく必要があります．それはバイクトライアルに限らず，すべての競技に言えます． しかし，なぜかバイクトライアルの場合，そのような楽しみ方しかないようなイメージを持たれがちであり，その理由のひとつに「練習会」という言葉 があると思っています． 今回，かつての世界バイクトライアルの聖地，板取で皆で集まろうとの企画を考えた際，敢えて「練習会」としなかったのもこのような背景があったからです．

「ソフトバイクトライアルチャレンジ ミーティング in 板取」のネーミングは，重点をテクニック向上ではなく，皆が集まる「出会い」に置きたかったということです． 岐阜県でソフトバイクトライアルが1戦しかない今年は，懐かしい出会い，新しい出会いの場が大切であるという心です．

そんなネーミングに惹かれたかどうかは定かではありませんが，突然の呼びかけにも関わらず，大勢の方々に参加いただき，仕掛け人としてはニンマリ というところです．