ソフトバイクツートラの装備

バイクツートラをしようと思うと，気になるのは装備です．工具や備品満載のトランポから離れてしまうのですから，万一のアクシンデントにうまく対応するために，何を持っていけば良いかが悩みどころです．山岳登山のごとく多くの備品をデイパックに満載すれば，アクシデントに対する安心感は増えますが，デイパックを背負ったままでのトリッキーなライディングは絶望的です．ソフトバイクツートラを楽しむために，必要最低限の装備をご紹介しましょう．
	●デイパック 様々なタイプのものが市販されていますが，ランニング用のものをチョイスしましょう．背負いながら走ることを前提にデザインされたデイパックは，バイクツートラ用途にも最適です．最低限の容量でかさばらず，軽く，そしてしっかりと体にホールドできるものが良いです．
	●防水袋 デイパックの中身，チャック付きの樹脂袋（百均）に入れておけば，突然の雨に降られても濡れる心配はありません．濡れても構わないタイヤチューブは，省スペースとなるよう綺麗に折りたたんで，デイパックに入れておきます．
	●装備 さて気になる工具は，タイヤチューブ交換で必要なもののみ．上から空気入れ，タイヤレバー×2本，メガネレンチ（一般の人は不要），そしてアレンレンチセットです．「チェーンが切れたら？」「BBが緩んだら？」などの心配をして工具を増やすくらいなら，走行前にしっかりと整備しておきましょう．
	●その他 バイクツートラでも水分補給は重要です．かと言って，大きな水筒を持っていくのも軽快さが損なわれるので今ひとつです．山奥でのバイクツートラでない限り，自動販売機はあちこちにあります．そこで500mlのPETボトルが買えるだけのお金を持っていきます．飲み残して軽量となったPETボトルはデイパックに入れて移動します．
「備えあれば憂いなし」の言葉どおり，バイクツートラにも適した装備があります．今回ご紹介した装備を参考に自分に適した装備を行い，ソフトバイクツートラを120%楽しんでいただきたいと思います．