ソフトバイクトライアル・プレイベントの意義


選手の側から見れば,いかに減点数を抑えて走るかがバイクトライアルの基本となるが,主催者の側からみれば,いかに参加選手のレベルに合わせたセクションが提供できるかが,基本要件となる.

実際,全員オールクリーンや全員5点では競技にはならないわけであり,主催者は,セクションの難易度設定にかなり頭を悩ましていることだろう.

色々な考え方はあるが,理想的なセクション設定とは,1位となる選手がオールクリーンに近い減点数となり,最終順位となる選手がオール5点に近いものであると,私は思っている.
8セクション2ラップで考えた場合,減点数は0点〜80点の81通りしかないわけであり,参加者全員をこの81通りの中にうまく組み入れることができたときに,選手にとって,よくできたセクション設定と言うことができるのであろう.

優勝者の減点数が30点を超える大会を見ると,「失敗したな」なんて余計な心配を覚える私であるが,大勢の参加者が集まる大会で,最上位の選手と最下位の選手のレベルを想定しながら,81通りの減点数に組み入れることは不可能な話かもしれない.
同じ失敗するのなら,オールクリーンを複数人作るよりも,優勝者の減点数が高いほうが,競技としての順位を決め易いことから,少々難しめにセクション設定することが多いのであろうと推測している.

さてソフトバイクトライアルでは,競技参加者がローカルである程度固定されていることもあり,選手のレベルに応じた理想的なセクションを設定することを目指している.
つまり,優勝者はほぼオールクリーンに近い点数となり,最下位の選手はオール5点に近くなることを目指している.
これは日頃の練習会や大会下見で各人のレベルをチェックすることと,基本的に1セクションづつセクションを作って走る運用形態で,常に難易度の補正ができる特殊性があるからできるものである.

ソフトバイクトライアルのプレイベントは,以上のような背景に対して,シリーズ前に各選手の状態をチェックし,今期のセクションの基本的な難易度を決めるために開催されるものである.
またできるだけ多くの参加者を集めたいという主催者側の思いから,参加費無料の大サービスの大会としている.

申し込み用紙を送って,与えられたセクションを走るだけではなく,プレイベントに参加することで,自分のライディングテクニックに見合ったセクションが今シーズン準備されるのである.

皆で作る大会を具現化したソフトバイクトライアルシリーズ,
いよいよプレイベントが開催される.





2007/03/15 Redesigned by QK.

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